湯沢WS 一日目(4) 2005/10/06

湯沢WS 一日目のログは,これで最後.
敬称略.生ログなので,誤字脱字,勘違い,間違いがあるかと思いますが,ご容赦を.気付いたら,随時更新します.

特別講演 ITを用いたテロ対策と個人情報保護法について

泉田 裕彦 新潟県知事

2005/10/06 16:40

マイクを持つと演説したくなるんだが,一年経つとずいぶん感覚がかわるなぁ
という感じ.

新潟県にようこそ.


テロ対策を意識したのは 9.11
人の流れと物の流れ.危ないものをどうシャットアウトするのかということ.
個人情報保護.世界と日本がずれている部分はここではないかと思う.

コンテナの中に大量破壊兵器が持ち込まれるか?
全数調査は出来ない.港もいっぱいある.このリスクを下げていくかという命題に直面.

9.11 のあと,三ヶ月から1年くらいでまとめた米国の体制.

物を運ぶときにどうやって,危ないものとそうでないものを見分けるか.誰が出してどこに着くかという一時情報でスクリーニングを書ける必要がある.第三者経由での受け渡しもある.いわゆるブラックリストとのつき合わせ.

安全な人は早く通過させる.税関と優良貿易事業者と手を結んで早く.
関税法の改正.通関情報とのつき合わせ.

巨大な寮が動いているので,見直さなければならない.
法務省,外務省,農林水産省厚生労働省,港湾,経済産業省
法目的にもとづいて,みずからの目的にはできない.制度的に照合がむずかしいということになっている.米国は情報システムの見直しを行い,民間も含めて情報の共有.

2001.9.11 -> 10.8 HSC, OHS 設置.
日本はどんなに早くても一年かかる.米国は一ヶ月ないうちに組織.
なぜテロを防げなかったのか,公聴会.半年後.
その結果問題点が明らかになる.連邦政府自治体と政府,民間企業の情報共有.テロの情報があったのに見落としてしまった.
これを受けて4ヶ月検討.
6.6 ブッシュ大統領が新省設置を演説.
2003.1.24

ハリケーンの上陸の際,FIMA もこの中に入っていたことが失敗だったのではないかと言われている.自然災害の脅威を見落としたのではないかといわれている.

コンテナセキュリティイニシアチブ.リスク基準.どこの国からどういって,どこに行く野が危ないのか.トレーサビリティ.中身の全数追跡.

コンテナの追跡単位.
CSI 米国の徹底は,税関係官を各国に派遣し,その国の輸出前に派遣.(治外法権)
C-TPAT 通関をするときにどうするのか,セキュリティをこのように確保するといっておいて,Tag などで,優良業者の優良プログラムで 30 秒で通過.事故が起きたら,プログラムから外される.セルフチェックで優良児業者の優遇制度.

情報システムの更新
テロ対策を行うと,時間とコストがかかるようになる.
むしろ,優遇事業者を増やすことで,結果として,貿易の円滑化とテロ対策になる.

利用者の簡素化や,政府の人員,予算の据え置きが先立ったのだが,テロ対策,密輸防止によって,どんどん進んだ.

ACE:
お金.
通関情報の閲覧.
輸出入者.マニフェストの提出など.
物流業者.

C-TPAT, CSI と含めて政府全体で動かすことで,経済の効率化といいながら,テロ関係情報も一元的に管理できる.

捜査情報,操作識見を持っていないので,悩みながら出来ているんだろうなと思っている.

胴元を米国政府が持っていることで,すべてを管理.条約の改定などの準備.

対テロの国際共通認識.

FAL条約の改正.FAL 条約にやっと今年批准した.
とりあえず,推奨という形でやって,後に mandatory になるんだろうなと思う.

米国がいると標準化はだいたいうまくいかない.ヨーロッパからシングルウィンドウコンセぽうと

ISO TC204 SC31

IATA でも危険なものが入ってこないようにしようとかんがえている.

貨物追跡の基準は実用化前夜と書いたが,すでに実用になってしまっています.

韓国の情報共有法の効果
相当の貨物が取られる.
日本は公平性などといってると,強制的な電子化ができない.
韓国は北との関係でセンシティブ.

今まで勘でやっていたものが,...
業者も効率化されて喜んでいる.

日本は小さいパイの取り合い.
各省合意の上でということをやるとなかなかすすまない.


日本:
行政機関個人情報保護法 APEC の声明をしている一方...

政策目的としての国家安全保障の観点の欠落.

質問なし.

以上